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顛末記
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どうも今晩は。 明け方近くにみた夕日の色を数えるうちに辿りついたカーネギーホールで偉そうに説教垂れるジミヘンはどっからどう見てもウラジミール・ホロヴィッツ。 浮ついた気持ちで螺旋階段を昇る花束を抱えたサザンクロスキッドことMACH5ベース担当アカホシです。



たしかに些細なことだ。だが、それが全てだ。





あ~何から話したものか・・・ 


そうだそうだ、だれも興味ないだろうが俺は無地の白いTシャツが好きだ。もちろん自分で着る時の話だ。


なんで好きかって話しを始めたら二夜三日は覚悟してもらわないといけないから割愛させていただくとしてだ。とにかく白Tが好きでこだわりってわけではないがHanesのクルーネックが家にたくさんある。


まあたくさんあるってことは毎日使うからって事で毎日使うって事は頻繁に洗濯するって事だ。


ここまでで何か質問は?


・・・なーし!!


でだ、



そんなある日、今日も元気なあかほし君はいつものように洗濯機を回し、一時間後に取り込みベランダに洗濯ものを干し始めました。


洗濯機にいれた洗いものは下着類、タオル、そしてTシャツは4枚。


今日も元気なあかほし君は洗濯物を干し終えました。


するとどうでしょう、ベランダには下着、タオル、大好きな白いTシャツが5枚、空には七色の虹がかかっていました。




・・・



ここまでの文章を読む能力がある人間なら分かると思うけど、Tシャツが4枚から5枚に増えました。

わかるよね?


俺がまだ8歳くらいだったなら「Tシャツが増えた~ よかった~  めでたしめでたし」で終わっても悪くないんだけど、もういい歳だ。

得体の知れん奴の洗濯物を洗ったという不快感と西日をバックにしたノーブランドのVネックが妙に誇らしげで俺はただこぶしを握りしめ、恨めしげにそいつを見上げることしかできなかった・・・






そんな出来事があったのがだいたい2,3カ月前。



そして今日、洗濯物を整理していると白Tが一枚なくなっていた。
確認するまでもない。
リビングに並べたTシャツは全てHanesのクルーネック。
なくなったのはあのVネックだ。



・・・


なかなか想像しにくいだろうがひっじょ~~~~~・・・に腹が立つぜ?

Vネック野郎に言いたい事はたくさんあるが、何が腹立つって



こんなチンプンカンプンな話誰にどうやって話しゃいいんじゃい。
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どうも今晩は。 45口径の下に隠し持った見当違いの物差しで寸足らずの子悪党を成敗するビロードのパンツを履いた小うるさいロミオことMACH5ベース担当アカホシです。



どうしてガニ股に猫背で歩くのかって聞かれたら


「少しでも目立つように」


その一心だ。


立ってるだけで存在感や威圧感のある人間にゃーわからないだろうが、僕のように無害でこれといった特徴のない男はそうでもしないと無視される。

これがどうゆう事か。

勃ってるだけで存在感や威圧感のある人間にはわからないだろうが、僕のように左曲がりでスマートなカリをしている人間は飲食店などに行っても舐められる。


そうゆう事だ。


西新宿にある老舗のステーキハウス。


ランチタイムの店内はそこそこ盛況で、コレステロールと中性脂肪の摂取に余念のないサラリーマンの群れに紛れこんで僕も肉をがっつく。

茶碗に盛られたご飯を平らげお代わりを頼もうと辺りを見回すと、いましがた客の帰ったテーブルをかたしているオジサンがいたので声をかける。


「すいませーん」


・・・


あれ、声ちいさかったかな?


また忙しくなる前に声かけたほうがいいよなと今度は席を立ち腕を差し出した状態で声をかける


「すいません、お代わりをお願いしたいのですが。」


・・・

隣席のサラリーマンが気を使って会話をストップさせたにも関わらず僕の声は彼にとどかない。


他のテーブルの連中がちらっとこっちをみて笑う。

振り上げたお腕は落ち着く先を求めてゆっくりと机に落ちる。


頬を汗が伝う。


いけない、少し熱くなったようだ。

味噌汁を飲む。

ぬるい。

どうやらだいぶ熱くなってしまったようだ。


さてどうしようか。


「ちゃんと名指しで呼んだらどうだい?」
以前にこういう事が僕にはよくあるんだと話した時の友達のアドバイスがよぎる。


少し考えてさっきより小さな声でできるだけ優しくよんでみる。



「おーい、クソジジイ。」



すると店員どころかそのまわりのサラリーマンも一緒になって振り返ってくれた。

なんだ、皆やっぱりクソジジイイだったんだね。



もう二度といかないぜ。

どうも今晩は。 月齢15、月と太陽の黄経差が180度になること、あるいはその瞬間。男と女の間に横たわるあらゆる罪は罰せられない。そう、そしてありがたい事にそれは今夜だ。




???「あけましておめでとピー!!」


・・・


・・・


???「言葉につまるようじゃ?」


「恋も・・・終わりね?」



???「イェーー はっぴーにゅーいやー」


パパからの電話はいつも突然やってくる。


「ご機嫌じゃん。」

妻と娘、そして親族一堂に見切りをつけられたパパは一人身が寂しいのか飲むとよく俺に電話してくるようになった。

いつも通り「来月そっちに遊びに行くから!」、「仕事辞めたいけど皆に頼られてるから辞められねんだよなァ」、「そろそろ東京進出を考えてる。」いつも通り馴染みのホラをふかした後ふいに


パパ「・・・そういやアイツは元気でやっとるとや?」


父と子のみでしか伝わらない微妙なニュアンス、俺にはピンときたね。


姉の話だ。


だいぶあってないだろうから下手なこと言って傷つけちゃいけないと当たり障りのない話題を探す。

「ん~ おれもそんなに連絡とんないからな~ そういやこないだ三人目生まれたらしいね。」


パパ「え・・・ そうなの?」


いつになくか細い返事に「まだしらなかったのかな?」と少し申し訳ない気持ちになる。



パパ「てか・・・



二人目っていつ産まれたの。」



・・・


・・・


あら!? あら! あららららら!!!

何? おたく一人目以降孫が出来たの教えて貰ってないの!?

確か俺の父親だったはずだから姉ちゃんの父親でもあるはず


な~の~にっ・・・!!


逆算すると結婚式に出席して半年後には絶縁されたって事か。

うーん、やっぱりああいう生き方をすると自分の孫の数も教えて貰えないようなジジイになるのか~


こらえきれず「いや、俺も詳しくはしんないんだけどこないだ誰かから聞いたような気がするだけだからもしかしたら違うかもしんない。とりあえず猫の目ヤニとってやらなんけん切るバイ。」とわけのわからん事を言って受話器をおく。


いや~、相変わらず愉快なおじさんだ。



しかし、



初めてされたぜ。あんな寂しい質問。


とゆうわけで、春に上京するそうです。

炭酸水の弾ける泡の音で目が覚めるような神経質なブラジル人に教わったタガログ語は全くのデタラメでした。運命の赤い糸を断ち切るためなら何だってやります。西東京のジムノペティことMACH5ベース担当アカホシです。



身に染みる侘しさが北風に吹かれてきしむ夜にでさえ幾ばくかの小銭があればそれを購う事も出来ようが、それすらも月に隠れてしまったこんな夜にはたどる道すら覚束ない。


そんな日には近所のコンビニに行く。


ここにはごくごく普通の、


いや、中の下程度のスペックの店員なんだけど、才能なんてゆうちっぽけな物ではないものを持つ男がいる。


ほんの少しアトピー気味の白い肌に映える黒縁メガネ。キューティクルの欠けた黒髪の下に引っ付いた彼の名は

「万力」


工作室などに置いてある木材などを挟む用具と全く同じ名前、ただその一事である。


万力が「いらっしゃいませ」と言い、万力が品出しをして、万力がレジに向かい万力がトングで肉まんを挟みあまつさえソレを取り落とす。


万力なのに。


彼が何かをするたびに字面が俺の脳裏で踊り心が弾む。


月はまだ出ないがだいぶ気分は晴れてきた。



もう少し歩こう。
どうも今晩は。ダッシュボードを空にして走り出すあの娘はジェリービーン。重力なんかくそっくらえ。出戻りチューバッカことMACH5ベース担当アカホシです。




脳みその裏っかわにあるもの。 それだけを頼りに。



何もかもが上手くいかない。そんな時があるのは俺だけじゃないはず。
そして世界が変わって見える時があるのも俺だけじゃないはずだ


その日はさっき言ったように何もかもが上手くいかなくてヘアスプレーと間違って買ってしまったムースの処分に困っていた。

ため息ばかりが充満してしまった部屋では何の打開策も浮かばないだろうと何とはなしに外に出て見ると街の様子がいつもと違っていた。

人っ子ひとりいない街並みに山田康男の「まるで世界」を口ずさみながら歩きだすと風すらも姿をひそめ無音よりも静かな静寂が訪れる。


目的地なんかありはしないのにまるで一本しか道が無いかのようにあゆみが進む。


するとそこにそれはあった。

俺が知る限り世界で一番カッコいいバイク乗りの乗る世界で一番カッコいいバイク。

マックイーンもローソンレプリカも目じゃないぜ!!



サイクロン号!!!!!!!


しかも・・・


二台!!

久しく忘れていた歓喜が脳髄を貫き括約筋が収縮する。 内臓だけが重力に逆らって酸素が少なくなるなか必死で意識をとどめ脳裏に焼き付け俺は叫んだ。


「仮面ライダーーーーーー!!!!!!」


何もかもから解き放ってくれるヒーロー。


あなたにはいますか?
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