忍者ブログ
顛末記
| Home | About | マッハ5極秘情報 | エース | 赤星 | Other |
[89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84]  [83]  [82
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

どうも今晩は。「落ち着け!? 十年前に死んだと思ってた親父がアシッドパンチ片手に45口径を握りしめて庭を走り回ってる!これがおちついていられるか!!」朝の連続ドラマ小説「ハーヴェストの明るい未来」主演 ダニー島田ことMACH5ベース担当赤星です。


すこし昔の話をしてもいいかな?


なんでこんな話をするかってのは後の話、あれはまだ僕が思春期まっただ中のガキで男子中学生の多くがそうであるように僕も性に対する好奇心に満ち溢れ、日夜その発散に明け暮れていた頃。


今振り返ると何であんなモノが好きだったのかわからないんだけど当時の僕はエロマンガが大好きで、その中でも特に汚い絵柄を好んでいた。

グラビア写真なんかをみる位なら半紙に垂らした墨汁を眺めた方がよっぽど興奮したし、クラスで一番の美少女より学年で一番毛深い女の子背中の毛の方に夢中だった。事実僕の持ってる本は奇天烈すぎて学年ごとにあるエロ本ルートにのる事は無かった。

でもそんなある日、いつものように下世話な漫画雑誌を買うとこんな話が載っていた。


男女共学高校の女生徒である私の日課は学校の裏山にある東屋での自慰行為。

そしてそんな私を見守る隣山のホームレス。

ホームレスと私は行為のあと微笑み会うだけの仲でたぶん街中であったとしても互いに気づかないフリをしてすれ違うんだと思う。

そんなある日、いつものように東屋へ行くといつものように隣山にはホームレスが来ていた。

私がいつものように行為を始めると、

「あっ!」


私の後ろを指差しホームレスが声をあげた。

初めて聞いたホームレスの声に戸惑いつつも何事だろうと思って振り返ると、私の後ろには私の学校の不良グループの男子が数人いて、声をあげる間もなく襲いかかってきた。

なす術もなく服を脱がされていると

「なんだテメエは!」と叫ぶ声が聞こえた。

私を取り囲む男たちが見つめる視線の先には隣山のホームレスがいた。

ホームレスが「そんなことしちゃいけないよ・・・」と言い終わらないうちに不良達はホームレスを殴りだした。

どれだけ続いたのかはわからないが、殴り疲れた不良達は興が覚めたのか「行こうぜ」と帰っていく。

縮こまって震えていた少女が近寄り「ごめんね、ごめんね・・・」と叶うわけもない呪文のような祈りを捧げると、ただでさえ薄汚いホームレスはズタボロの布切れのようになりつつも少女に微笑みこう言った。


・・・


ってところで何でこんな話をするかって事だけど、早い話僕はホームレスが最後になんて言ったか覚えてないんだ。

とっても綺麗な言葉を言ったと思うんだけどどうしてもその部分だけが思い出せない。

でもね、それでいいんだと思うんだ。

最後の一コマなんてもう決まってる。


だから映画の途中で僕が寝ちゃったのも許してくれるよねジャッキー。

だってつまんなかったんだもん。 新作。




PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
Powered by Ninja Blog Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]