顛末記
どうも今晩は。 休暇で向かったマイアミの空港で入れ替わったスーツケースがもとで2つのマフィアと警察に追われド派手な銃撃戦とカーアクション。ラストは空港まで見送りに来た勝気なヒロイン役の女刑事に「またいつでもいらっしゃい。マイアミはアナタを歓迎するわ。」と言われ「もうこりごりだ・・・」と返す間もなく唇を奪われて「そう、残念ね。」でエンドロール。「また来るか、マイアミ」。マイアミ刑事(デカ)ことMACH5ベース担当アカホシです。
一キロ先のピンヒールの音すら聞きとれるほどに研ぎ澄まされた感性と磨き上げた1と2が作りだす体感芸術、あとはドーパミンを放出するタイミングさえ間違えなければ俺たちにだって築き上げられる現ナマの山・・・!!
俺はいま代々木公園に来ている!
先月の終わりから始めた通算三回目となるミット打ちの為だ!!
まあ別段ボクシングに目覚めたとかそういうんではなく健康の為に友達とやっているだけだ。
とにかく!
今日もあいにくの曇り空! いっこうに減少する気配の無い友人の体脂肪率にげんなりしつつも今日がまたやってきた!
「ここらへんでいいか。」とグローブをはめミットを構える。
よし! 気合いいれてくぜ! と意気込んだ矢先、
「おいそがしいところすいませ~ん」
どこからともなく声が聞こえた。
みるとそこにはカートを引きずった青年がいた。
青年はカートの中からおもむろに一つの缶ジュースをとりだし
「あの~ いまタイからちょくゆにゅうしたココナッツミルクをて売りしているんですがおひとついかがですか~? ほんばのムエタイせんしものんでるおいしいじゅうすですよお。」と続けた。
・・・今思うと怪しさ満点なのだがその時の俺は完全にいきり立った状態で
「いらない。」と断る友達の声をさえぎり「じゃあ一本貰おうかな。」とうけとってしまった。
「ありがとうございま~す いっぽん200えんです それじゃあがんばってくださいねえ~」去っていく青年。
「・・・お前絶対だまされとるけん。」
そう呟く友達の言葉に
「今はああゆう感じの商売の仕方もあるみたいよ。 それに俺ココナッツミルク好きだし・・・」とプルタブを開け渇いた喉にジュースを流し込む。
・・・
・・・
「ぶえ~~~ !! なんやこれ!!?」
飲んだ瞬間はココナッツミルクだが口に残る風味は「公立高校のプールの更衣室」もしくは「雨に濡れたかわいくない野良犬の匂い」もしくは「使用済みバラキューダ」もしくは・・・etc
とにかくまずい!!
「ほら、いったとおりだろ。」
「ええ? でもキンキンに冷えてたし・・・」
「あんなんどっかで大量廃棄されたごみにきまっとんじゃん。」
「でもキンキンに・・・」
「ホームレスからゴミ買うとかまじ馬鹿ばい。」
「でも結構若かったし・・・」と、まだ近くにいないか辺りを見渡すと青年は少し離れたベンチで手慣れた様子で寝床を作っていた。
・・・
200円で腐った缶ジュース買っちゃった・・・
マネージャー、募集中です。
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一キロ先のピンヒールの音すら聞きとれるほどに研ぎ澄まされた感性と磨き上げた1と2が作りだす体感芸術、あとはドーパミンを放出するタイミングさえ間違えなければ俺たちにだって築き上げられる現ナマの山・・・!!
俺はいま代々木公園に来ている!
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まあ別段ボクシングに目覚めたとかそういうんではなく健康の為に友達とやっているだけだ。
とにかく!
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よし! 気合いいれてくぜ! と意気込んだ矢先、
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どこからともなく声が聞こえた。
みるとそこにはカートを引きずった青年がいた。
青年はカートの中からおもむろに一つの缶ジュースをとりだし
「あの~ いまタイからちょくゆにゅうしたココナッツミルクをて売りしているんですがおひとついかがですか~? ほんばのムエタイせんしものんでるおいしいじゅうすですよお。」と続けた。
・・・今思うと怪しさ満点なのだがその時の俺は完全にいきり立った状態で
「いらない。」と断る友達の声をさえぎり「じゃあ一本貰おうかな。」とうけとってしまった。
「ありがとうございま~す いっぽん200えんです それじゃあがんばってくださいねえ~」去っていく青年。
「・・・お前絶対だまされとるけん。」
そう呟く友達の言葉に
「今はああゆう感じの商売の仕方もあるみたいよ。 それに俺ココナッツミルク好きだし・・・」とプルタブを開け渇いた喉にジュースを流し込む。
・・・
・・・
「ぶえ~~~ !! なんやこれ!!?」
飲んだ瞬間はココナッツミルクだが口に残る風味は「公立高校のプールの更衣室」もしくは「雨に濡れたかわいくない野良犬の匂い」もしくは「使用済みバラキューダ」もしくは・・・etc
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「ほら、いったとおりだろ。」
「ええ? でもキンキンに冷えてたし・・・」
「あんなんどっかで大量廃棄されたごみにきまっとんじゃん。」
「でもキンキンに・・・」
「ホームレスからゴミ買うとかまじ馬鹿ばい。」
「でも結構若かったし・・・」と、まだ近くにいないか辺りを見渡すと青年は少し離れたベンチで手慣れた様子で寝床を作っていた。
・・・
200円で腐った缶ジュース買っちゃった・・・
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