顛末記
どうも今晩は。「やいやいやいやい! 風体を隠す連中にはロクな奴がいないってウチの親父がいってたんでい!!」ガバっ。しかし、 頬被りをとった俺の前にいる男は親父だった。朝の連続ドラマ小説「サンタクロース無宿」主演 キタキツネ新(あらた)ことMACH5ベース担当アカホシです。
クソの上にゲロをブチまけたような光景。
残念ながら僕の乏しいボキャブラリーではそうとしか言いようのない光景が真冬の東京では良く見られる。
そう、キスシーンである。
テレビドラマや映画のワンシーンであれば感動的なものだってあるのに駅周辺で見られる見知らぬ連中のキスシーンはなぜあんなに不快なのか?
確かにCGを使うかモザイクで隠して欲しいレベルの顔の人が多いけれども、普段僕が好んで見ている映像に比べれば可愛いもんである。
じゃあ何が違うのか?
まずドラマとの違いはストーリー性だ。
たとえばそう18:10東京駅発博多行きのぞみ61号、電車とホームで向かい合った一組の男女。
別れの言葉を残す男と受け取る女、どちらが辛いのかなんて誰にもわからない。
「またね」と「さよなら」の間を彷徨ううちに流れてきた発車アナウンスに男は意を決して口を開く。が、それを塞ぐ不意のくちづけに閉まるドア。
走り去る電車に旅立つ男を取り残し、女は再び歩きだす・・・
とまあこの間約1分。ここまで来ればむしろしびれちゃう位なんだけど、奴等の場合平均10分~30分もの間ダラダラとねじ曲げた時間軸を怠惰に貪るだけである。
そして次に僕の普段嗜んでいる映像との違いについて。
知らない人のために一言説明しておくと、僕は少し人格を疑われそうなモノが好きだ。
では彼等とそれの違いは何か?
彼等は露出狂か?
いや違う。
彼等はスカトロ狂か?
いやそれも違う。
では彼等は何者か?
彼等は僕と同じ人間だ。
ここに至って僕は昔戦時中に捕虜になったことのある爺さんの話を思い出した。
どんな事やらされたんですか?と言う質問に「風呂掃除」と答えた爺さんの話はこうだった。
「風呂掃除だけって事もないけども、一番覚えているのは風呂掃除かな。最初は金髪姉ちゃんの裸が見れるから面白かったんだけど、しだいに悔しくなっちゃってね。だってあいつら俺たちの事ほんとうに猿としか思ってねえんだ。だから裸見られても平気なんさ。あれは屈辱だったねえ~」
なるほど。よくホラを吹く爺さんだったから話の真相は怪しいもんだが確かにそうだ。
露出狂は「見せちゃいけないモノを見せたい。」または「見て欲しい」
しかし街中で無様なキスシーンを演じる連中のスタンスは「君らごときに見られたってかまわない」「なに見てんだよwwww」
お分かりいただけるだろうかこの違いが。
露出狂は人の事を意識しているが、そこらへんでキスシーンを演じるカップルは全く意識していない。
露出狂は見られる事を自覚しているが奴らは自覚していない。
露出狂は服を着ていないが奴らは服を着ている。
ん?
とにかく! ただ町をぶらつくのだって道に唾を吐くのだって立ち小便するのだって程度の差こそあれ人を意識するのに、やつらはこれっっっっ・・・ぽっちも考えちゃいない。
つまるところまっとうなふりをしているがモラルのカケラもない連中であると。
立ち小便するジジイに例えると往来の真ん中でおもむろに用を足すと。
更に言うと別に人にひっかかっても構わないぐらいの勢いである、と。
なるほど。俺は小便を引っ掛けられてるのか。
そう考えると頭に来る理由もわかる。
しびれるぜ。 慎みも知らん下郎共が。
・・・
メリークリスマス。
クソの上にゲロをブチまけたような光景。
残念ながら僕の乏しいボキャブラリーではそうとしか言いようのない光景が真冬の東京では良く見られる。
そう、キスシーンである。
テレビドラマや映画のワンシーンであれば感動的なものだってあるのに駅周辺で見られる見知らぬ連中のキスシーンはなぜあんなに不快なのか?
確かにCGを使うかモザイクで隠して欲しいレベルの顔の人が多いけれども、普段僕が好んで見ている映像に比べれば可愛いもんである。
じゃあ何が違うのか?
まずドラマとの違いはストーリー性だ。
たとえばそう18:10東京駅発博多行きのぞみ61号、電車とホームで向かい合った一組の男女。
別れの言葉を残す男と受け取る女、どちらが辛いのかなんて誰にもわからない。
「またね」と「さよなら」の間を彷徨ううちに流れてきた発車アナウンスに男は意を決して口を開く。が、それを塞ぐ不意のくちづけに閉まるドア。
走り去る電車に旅立つ男を取り残し、女は再び歩きだす・・・
とまあこの間約1分。ここまで来ればむしろしびれちゃう位なんだけど、奴等の場合平均10分~30分もの間ダラダラとねじ曲げた時間軸を怠惰に貪るだけである。
そして次に僕の普段嗜んでいる映像との違いについて。
知らない人のために一言説明しておくと、僕は少し人格を疑われそうなモノが好きだ。
では彼等とそれの違いは何か?
彼等は露出狂か?
いや違う。
彼等はスカトロ狂か?
いやそれも違う。
では彼等は何者か?
彼等は僕と同じ人間だ。
ここに至って僕は昔戦時中に捕虜になったことのある爺さんの話を思い出した。
どんな事やらされたんですか?と言う質問に「風呂掃除」と答えた爺さんの話はこうだった。
「風呂掃除だけって事もないけども、一番覚えているのは風呂掃除かな。最初は金髪姉ちゃんの裸が見れるから面白かったんだけど、しだいに悔しくなっちゃってね。だってあいつら俺たちの事ほんとうに猿としか思ってねえんだ。だから裸見られても平気なんさ。あれは屈辱だったねえ~」
なるほど。よくホラを吹く爺さんだったから話の真相は怪しいもんだが確かにそうだ。
露出狂は「見せちゃいけないモノを見せたい。」または「見て欲しい」
しかし街中で無様なキスシーンを演じる連中のスタンスは「君らごときに見られたってかまわない」「なに見てんだよwwww」
お分かりいただけるだろうかこの違いが。
露出狂は人の事を意識しているが、そこらへんでキスシーンを演じるカップルは全く意識していない。
露出狂は見られる事を自覚しているが奴らは自覚していない。
露出狂は服を着ていないが奴らは服を着ている。
ん?
とにかく! ただ町をぶらつくのだって道に唾を吐くのだって立ち小便するのだって程度の差こそあれ人を意識するのに、やつらはこれっっっっ・・・ぽっちも考えちゃいない。
つまるところまっとうなふりをしているがモラルのカケラもない連中であると。
立ち小便するジジイに例えると往来の真ん中でおもむろに用を足すと。
更に言うと別に人にひっかかっても構わないぐらいの勢いである、と。
なるほど。俺は小便を引っ掛けられてるのか。
そう考えると頭に来る理由もわかる。
しびれるぜ。 慎みも知らん下郎共が。
・・・
メリークリスマス。
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