義理人情で評価されたいのであればそれも良かろう。

どうも今晩は。　かっこいい自転車で今夜も246を時速60哩で爆走中。　悶絶ライセンスを持つ男ことMACH5ベース担当アカホシです。




万延元年5月9日。


私が彼と出会ったのは「桜田門外の変」から早くも2ヶ月が過ぎようとしており時代はまさに幕末の様相を呈してきた！　そんな時である。


が、しかし、僕はといえばそんな世相には目もくれずただひたすらに日本橋にある、ここ玄武館で打ち込み稽古に励んでいた。

立身出世や功名心といったものが無いかと言えば嘘になるが、兄弟子にあたる清河さん、坂本さん、伊東さんに吉村さんの話を聞くと、僕には竹刀を握っている方があってるなあと思った。


だいいち、学が無いのに僕なんかが名を成す事など出来はしまい。


それよりかは何とか認可を貰い、「田舎で道場でも開ければ良いな。」と自分の進むべき堅実な道もようやく定まろうとしてきたそんな時であった。



ドンドンドン！！


「ごめんなすって！」


ドンドンドンドン！

ケヤキで出来た道場の戸をぶち破るような力で叩きながらそいつはやってきた。

「そんなに叩かなくても今あけますよ・・・！」


「ごめんなすっ・・・アイザモヤシタ！」

薩摩訛りの激しいそいつは、糞雑衣と見間違うような着物を来ており、一見して武士であるとは気付かなかった。


それが私と東郷重満、薩摩示現流との出会いであった。





・・・新曲はこうゆうようなイメージでお願いします。