いいか、たとえ夏だろうと真水で入浴をすませると掌がジンジン痒くなるぞ。 これだけは覚えておけ！！

どうも今晩は。　和芥子に和三盆とマヨネーズを少々、付け合わせに一味をつけたマドレーヌ。　素面で聞くにはちょいとキツいナンバーでアナタを酔わせる放課後の魔術師ことMACH5ベース担当アカホシです。　


全身を覆う黒い体毛。　鋭い牙と爪をもち鈍重なその体でのそのそと歩く厭世感の塊のような男・・・いや、猫！！

それがうちの守護聖獣クロリーヌ・サンドロヴィッチ（去勢済み8歳。趣味ビニール袋を舐める。）だ。


世の中には「猫とゆう生き物は賢く思慮深い生き物だ。」と言う人がいるけれど、僕はそうは思わない。


一例をあげてみよう。


つい先ほどの事だが、雨に打たれて帰った僕があの夏の日の思い出を振り返ろうと全裸になりトイレに入ってイマジネーションを高めるため、目を閉じ屹立した陰茎をなだめていると「キイキイ」ドアが軋んだ。


「何だろう？」と思い振り返ると、ドアの隙間からうちのクロちゃん（去勢済み8歳。趣味ビニール袋を舐める。）が覗いているではないか。


そしてしばしの沈黙のあとリビングを一周し、何を思ったかすごい勢いで突っ込んできたではないか・・・！！


そして便器の周りを反時計まわりに２回、時計回りに１回。　浴槽のヘリを歩いたのち、何事もなかったかのようにリビングへと戻って行った・・・。


一体この行為のどこに「賢さと思慮深さ」があると言うのだろうか。


人のマスターベーションを覗くのはまだしも、あまつさえ何事もなかったかのように僕をシカトするなんて・・・！！


汚辱で濡れた涙を拭うと栗の花の匂いのするカルピスがひとすじ頬を伝った・・・。

fin