忍者ブログ
顛末記
| Home | About | マッハ5極秘情報 | エース | 赤星 | Other |
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

どうも今晩は。足しげく通った道のりも、あの角を曲がった所にあるタバコ屋のポストもうなだれて歩く彼の目には映らない。左手に携えた茶封筒はまだ行き先を知らない。


額に滲む汗が必ずしも結果に結びつかないのであれば汗なんてかかなければいい。



俺は今、東八にあるバイク屋でひたすら汗を垂れ流しキックを蹴っている。


活字にすると少しおかしいがキックスターターしかついていないのでそう表記する事しかできない。


とにかく、ほんの数分エンジンを切っただけなのに再びエンジンをかけようとするとウンともスンとも言わなくなった。


参ったな。


途方にくれて愛車を見下ろす。


「動かなくなったのかい?」


振り向くとおじいさんが立っていた。


さっきから視線は感じていたが関わりたく無いと思って視界に入れないようしていたが、ついに話しかけられてしまった。


「年寄りの言う事には耳をかすな。」


子供の頃から祖父にそう教えられてきた僕はしかし典型的な日本人として年長者を疎んじる事ができるわけもなかった。

「そうっすね~ ちょいちょいあるんすよね。 でも時間経てばまたかかるようになるんで大丈夫すよ。 ハハハ。」

「どうだこの野郎!」と文句なしの対応をかまし立ち去ろうとするとそれでも爺は食い下がってきた。

「俺もよう、若い時分は同んなじ単車に・・・」

聞きたくもない自慢話と講話が始まると思われた刹那、思いもせぬ言葉が爺の口から漏れ出た。

「俺もよう、若い時分は同んなじ単車にま%&j#~KKNi?obU。 TYKRHでに(’4g=I~よう。 でも猿人はO)UO(I=~”$%だと思うんだけどな。」

「はい?」


「のいんsNIBLIg))’)%(?びぼえtkddL)HHLda、ははははは」

「え?」

「ぬゆかわならずわほんそんけろ。な。」

そういって笑いながら立ち去る爺さん。


正しく言葉がだだ漏れで何を言っていたのかついぞわかり得なかったが、それで良かったんだろう。



さあ、帰ろう。





PR
どうも今晩は。 休暇で向かったマイアミの空港で入れ替わったスーツケースがもとで2つのマフィアと警察に追われド派手な銃撃戦とカーアクション。ラストは空港まで見送りに来た勝気なヒロイン役の女刑事に「またいつでもいらっしゃい。マイアミはアナタを歓迎するわ。」と言われ「もうこりごりだ・・・」と返す間もなく唇を奪われて「そう、残念ね。」でエンドロール。「また来るか、マイアミ」。マイアミ刑事(デカ)ことMACH5ベース担当アカホシです。



一キロ先のピンヒールの音すら聞きとれるほどに研ぎ澄まされた感性と磨き上げた1と2が作りだす体感芸術、あとはドーパミンを放出するタイミングさえ間違えなければ俺たちにだって築き上げられる現ナマの山・・・!! 



俺はいま代々木公園に来ている! 

先月の終わりから始めた通算三回目となるミット打ちの為だ!!

 
まあ別段ボクシングに目覚めたとかそういうんではなく健康の為に友達とやっているだけだ。 

とにかく!

今日もあいにくの曇り空! いっこうに減少する気配の無い友人の体脂肪率にげんなりしつつも今日がまたやってきた!


「ここらへんでいいか。」とグローブをはめミットを構える。

よし! 気合いいれてくぜ! と意気込んだ矢先、

「おいそがしいところすいませ~ん」

どこからともなく声が聞こえた。

みるとそこにはカートを引きずった青年がいた。

青年はカートの中からおもむろに一つの缶ジュースをとりだし

「あの~ いまタイからちょくゆにゅうしたココナッツミルクをて売りしているんですがおひとついかがですか~? ほんばのムエタイせんしものんでるおいしいじゅうすですよお。」と続けた。


・・・今思うと怪しさ満点なのだがその時の俺は完全にいきり立った状態で

「いらない。」と断る友達の声をさえぎり「じゃあ一本貰おうかな。」とうけとってしまった。

「ありがとうございま~す いっぽん200えんです それじゃあがんばってくださいねえ~」去っていく青年。


「・・・お前絶対だまされとるけん。」

そう呟く友達の言葉に

「今はああゆう感じの商売の仕方もあるみたいよ。 それに俺ココナッツミルク好きだし・・・」とプルタブを開け渇いた喉にジュースを流し込む。

・・・


・・・

「ぶえ~~~ !! なんやこれ!!?」

飲んだ瞬間はココナッツミルクだが口に残る風味は「公立高校のプールの更衣室」もしくは「雨に濡れたかわいくない野良犬の匂い」もしくは「使用済みバラキューダ」もしくは・・・etc


とにかくまずい!!


「ほら、いったとおりだろ。」

「ええ? でもキンキンに冷えてたし・・・」

「あんなんどっかで大量廃棄されたごみにきまっとんじゃん。」

「でもキンキンに・・・」

「ホームレスからゴミ買うとかまじ馬鹿ばい。」

「でも結構若かったし・・・」と、まだ近くにいないか辺りを見渡すと青年は少し離れたベンチで手慣れた様子で寝床を作っていた。



・・・


200円で腐った缶ジュース買っちゃった・・・





マネージャー、募集中です。

幸せも不幸せも何もかもまとめてぶっ飛ばしてくれるノーザンライトスープレックス。大切なのは10カウントではなくカウント2.9で立ち上がる病的な迄の心意気。見せてみな真の侠気。色即是空はおてのもの。羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶、MACH5ベース担当アカホシです。




大抵の事は許せる気概のある男だ。


だって懐に忍ばせてある愛読書は聖書とコーランだから右の頬を打たれたらすかさず左の頬を差し出すし無精髭を馬鹿にされたらジハードくらいで勘弁する事は出来る。


しかしこんな俺でも許せないことが一つある。


「卵かけごはん」だ。


もちろん卵かけごはん自体は僕も嫌いではない。問題はその作り方だ。

いろんな解釈の仕方があるだろうけど俺は「卵かけごはん」とはスピードとタイミングの芸術品だと思う。

食いたい→作る→食う。

この一連の流れの無駄を一切省いたものであるという事は我々の把握しうる可変可能な物理時間のほぼ最小値であるという事であり、つまりスピードがいかに重要かと言うことである。


が、しかし!


が、しかしだ。


世の中には悲しい事にその工程をやたらと細分化し「卵かけごはん」という完成された食文化を冒涜する人間がいる。


先日みた神をも恐れぬ悪魔の所業がこれだ。


気の短い人は見ないほうがいい。



1.小皿に卵をだす。

2.卵をかき混ぜる。(およそ90秒弱)

3.醤油を入れる。

4.またかき混ぜる(およそ2分)

5ゴハンにかける。

6.かき混ぜる。

7.味見もしてないのに醤油で微調整。(色合いで判断してんのか?)

8.仕上げにかき混ぜて完成。




おい!!



おい!!!!!


カチャカチャカチャカチャカチャカチャと・・・


いい大人が食べ物で遊ぶんじゃねーーーーー!!!!!



と、私は思う。    



2011.6/21 00:15  紅茶のおいしい喫茶店にて。

どうも今晩は。 雨の降る帰り道にしゃがみ込んで覗いたカタツムリの世界。そこに置き忘れてきたロケット鉛筆にねじりこまれたむさすらう気持ちと揺れ動く衝動は遊覧船の上で拝む西日に目を細め汽笛の音で目が覚めた男に必要な処方箋。4番でピッチャーでセンターことMACH5ベース担当アカホシです。



全くテンションの上がらない話。




最近ツイッターを始めて一人の男と知り合った。


彼の事はカリに「マス男くん」、いや仮に「カークオナニン」としよう。


知り合ったと言ってもツイッター上で知ってるだけだしお互いフォローも何もしていない。

知り合ったきっかけはある日突然「リーバイスの501履いてマスターベーションしているんですけどどうおもいますか?」と俺宛てにツイートされていたからだ。


どう思うも何も・・・ねぇ。 参るなあ。


「正直わかんねえし知らねえし何より興味がない」と返すのもなんか悪い気がして


「ケガしなきゃいいんじゃない?」 

と返したら毎日俺当てのツイートが書れるようになった。



「今からシコります!」


「今日も洗濯乾燥したてのリーバイス501に中だししちゃいました!」


「ボタンフライの隙間から指をいれると気持ちいいです!」


「アカホシさんもやってみたら!?」


こんなやり取りがかれこれ一カ月。

今日初めて「カークオナニン」のホームを見たけど書いてる事全て「リーバイス501を履いてマスターベーションする」事についてだった。


しかも一カ月前から俺宛てのツイートしか書いていない。



なんか今まで流した事のない変な涙が出ました。



・・・実は性について身近に語る相手のいない奥手な女の子とか少しだけ期待したんだけどな。


紛れもない男でした。
どうも今晩は。私がそこで出会ったのは三匹の獣だった。一匹の牡鹿と一匹の野兔。そしてもう一匹は毛足の短い羊だった。彼らはここがどうゆう所か、ここに来てどの位経つか、これからここをどのようにするつもりだとかを私に教えた。しかし彼らの中の誰1人としてなぜここにいるかを語るものはいなかった。西東京一つけまつ毛に浮かぶセロトニンに弱い男ことMACH5ベース担当アカホシです。


名誉挽回、汚名返上、言い方は何でも構わないがとにかくそう言った類のものだ。


ナンセンス!

美の根幹はどこにあると聞かれたらそう答えるのもあながち間違いじゃあないはずだ。

無知の知から得た知識が事実を揺るがし白が黒を教えてくれるように正解の反対側がいつも答えを教えてくれる。

そう、均整のとれた微笑みや鶏ガラ女のプロポーションよりも、過去と未来を往復させるような歪つな顔やシェイプアップの必要な肉体の方が素晴らしい。

ほんとかどうか確かめたければ鏡をのぞいてみるといい。


ダ・ビンチよりもサマトラケの女神。


ルーベンスよりも拠り所のない哀れな少年の初期衝動。


額縁の中の表題作よりも収まりきらなかった未完の情景。


青々とした椛を見ながら食べる真夏の湯豆腐。



鼻フック。



そう、私が持つ武蔵小金井にあるアトリエの鍵に携帯用鼻フックがついているのはそういった理由からである。

たぶんこれで大方の理解を得られたと思うので今度から俺と目があった女性は随時鼻フックの的にかけて行きたいと思います。

イヤとはいわせないぜ?
Powered by Ninja Blog Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]