顛末記
どうも今晩は。「やいやいやいやい! 風体を隠す連中にはロクな奴がいないってウチの親父がいってたんでい!!」ガバっ。しかし、 頬被りをとった俺の前にいる男は親父だった。朝の連続ドラマ小説「サンタクロース無宿」主演 キタキツネ新(あらた)ことMACH5ベース担当アカホシです。
クソの上にゲロをブチまけたような光景。
残念ながら僕の乏しいボキャブラリーではそうとしか言いようのない光景が真冬の東京では良く見られる。
そう、キスシーンである。
テレビドラマや映画のワンシーンであれば感動的なものだってあるのに駅周辺で見られる見知らぬ連中のキスシーンはなぜあんなに不快なのか?
確かにCGを使うかモザイクで隠して欲しいレベルの顔の人が多いけれども、普段僕が好んで見ている映像に比べれば可愛いもんである。
じゃあ何が違うのか?
まずドラマとの違いはストーリー性だ。
たとえばそう18:10東京駅発博多行きのぞみ61号、電車とホームで向かい合った一組の男女。
別れの言葉を残す男と受け取る女、どちらが辛いのかなんて誰にもわからない。
「またね」と「さよなら」の間を彷徨ううちに流れてきた発車アナウンスに男は意を決して口を開く。が、それを塞ぐ不意のくちづけに閉まるドア。
走り去る電車に旅立つ男を取り残し、女は再び歩きだす・・・
とまあこの間約1分。ここまで来ればむしろしびれちゃう位なんだけど、奴等の場合平均10分~30分もの間ダラダラとねじ曲げた時間軸を怠惰に貪るだけである。
そして次に僕の普段嗜んでいる映像との違いについて。
知らない人のために一言説明しておくと、僕は少し人格を疑われそうなモノが好きだ。
では彼等とそれの違いは何か?
彼等は露出狂か?
いや違う。
彼等はスカトロ狂か?
いやそれも違う。
では彼等は何者か?
彼等は僕と同じ人間だ。
ここに至って僕は昔戦時中に捕虜になったことのある爺さんの話を思い出した。
どんな事やらされたんですか?と言う質問に「風呂掃除」と答えた爺さんの話はこうだった。
「風呂掃除だけって事もないけども、一番覚えているのは風呂掃除かな。最初は金髪姉ちゃんの裸が見れるから面白かったんだけど、しだいに悔しくなっちゃってね。だってあいつら俺たちの事ほんとうに猿としか思ってねえんだ。だから裸見られても平気なんさ。あれは屈辱だったねえ~」
なるほど。よくホラを吹く爺さんだったから話の真相は怪しいもんだが確かにそうだ。
露出狂は「見せちゃいけないモノを見せたい。」または「見て欲しい」
しかし街中で無様なキスシーンを演じる連中のスタンスは「君らごときに見られたってかまわない」「なに見てんだよwwww」
お分かりいただけるだろうかこの違いが。
露出狂は人の事を意識しているが、そこらへんでキスシーンを演じるカップルは全く意識していない。
露出狂は見られる事を自覚しているが奴らは自覚していない。
露出狂は服を着ていないが奴らは服を着ている。
ん?
とにかく! ただ町をぶらつくのだって道に唾を吐くのだって立ち小便するのだって程度の差こそあれ人を意識するのに、やつらはこれっっっっ・・・ぽっちも考えちゃいない。
つまるところまっとうなふりをしているがモラルのカケラもない連中であると。
立ち小便するジジイに例えると往来の真ん中でおもむろに用を足すと。
更に言うと別に人にひっかかっても構わないぐらいの勢いである、と。
なるほど。俺は小便を引っ掛けられてるのか。
そう考えると頭に来る理由もわかる。
しびれるぜ。 慎みも知らん下郎共が。
・・・
メリークリスマス。
クソの上にゲロをブチまけたような光景。
残念ながら僕の乏しいボキャブラリーではそうとしか言いようのない光景が真冬の東京では良く見られる。
そう、キスシーンである。
テレビドラマや映画のワンシーンであれば感動的なものだってあるのに駅周辺で見られる見知らぬ連中のキスシーンはなぜあんなに不快なのか?
確かにCGを使うかモザイクで隠して欲しいレベルの顔の人が多いけれども、普段僕が好んで見ている映像に比べれば可愛いもんである。
じゃあ何が違うのか?
まずドラマとの違いはストーリー性だ。
たとえばそう18:10東京駅発博多行きのぞみ61号、電車とホームで向かい合った一組の男女。
別れの言葉を残す男と受け取る女、どちらが辛いのかなんて誰にもわからない。
「またね」と「さよなら」の間を彷徨ううちに流れてきた発車アナウンスに男は意を決して口を開く。が、それを塞ぐ不意のくちづけに閉まるドア。
走り去る電車に旅立つ男を取り残し、女は再び歩きだす・・・
とまあこの間約1分。ここまで来ればむしろしびれちゃう位なんだけど、奴等の場合平均10分~30分もの間ダラダラとねじ曲げた時間軸を怠惰に貪るだけである。
そして次に僕の普段嗜んでいる映像との違いについて。
知らない人のために一言説明しておくと、僕は少し人格を疑われそうなモノが好きだ。
では彼等とそれの違いは何か?
彼等は露出狂か?
いや違う。
彼等はスカトロ狂か?
いやそれも違う。
では彼等は何者か?
彼等は僕と同じ人間だ。
ここに至って僕は昔戦時中に捕虜になったことのある爺さんの話を思い出した。
どんな事やらされたんですか?と言う質問に「風呂掃除」と答えた爺さんの話はこうだった。
「風呂掃除だけって事もないけども、一番覚えているのは風呂掃除かな。最初は金髪姉ちゃんの裸が見れるから面白かったんだけど、しだいに悔しくなっちゃってね。だってあいつら俺たちの事ほんとうに猿としか思ってねえんだ。だから裸見られても平気なんさ。あれは屈辱だったねえ~」
なるほど。よくホラを吹く爺さんだったから話の真相は怪しいもんだが確かにそうだ。
露出狂は「見せちゃいけないモノを見せたい。」または「見て欲しい」
しかし街中で無様なキスシーンを演じる連中のスタンスは「君らごときに見られたってかまわない」「なに見てんだよwwww」
お分かりいただけるだろうかこの違いが。
露出狂は人の事を意識しているが、そこらへんでキスシーンを演じるカップルは全く意識していない。
露出狂は見られる事を自覚しているが奴らは自覚していない。
露出狂は服を着ていないが奴らは服を着ている。
ん?
とにかく! ただ町をぶらつくのだって道に唾を吐くのだって立ち小便するのだって程度の差こそあれ人を意識するのに、やつらはこれっっっっ・・・ぽっちも考えちゃいない。
つまるところまっとうなふりをしているがモラルのカケラもない連中であると。
立ち小便するジジイに例えると往来の真ん中でおもむろに用を足すと。
更に言うと別に人にひっかかっても構わないぐらいの勢いである、と。
なるほど。俺は小便を引っ掛けられてるのか。
そう考えると頭に来る理由もわかる。
しびれるぜ。 慎みも知らん下郎共が。
・・・
メリークリスマス。
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どうも今晩は。土砂降りの雨に照らし出されたサーチライトのきらめきなんて着飾ったピーコックの指輪ほども気にならないね!パンプスにピンヒールをあわせてプーケットでのペンネームはポールギルバート。暦通り進めば来年の春で28歳、西東京のブリアナバンクスことMACH5ベース担当アカホシです。
俺がこの世で一番許せないのはコーヒーフロートに浮かぶ節操のないアイスクリームとそれを残す奴だ。
あ~ 心当たりのある奴も多いはずだ。自分の技量、スペックを過小評価して周りに伝えるって事は。
悪くない、全然悪くない。 いいとも思
わないが全然悪くない。
高校の時「赤星君すご~い!87点なんだ~」と言っていたが後でテスト用紙を盗み見ると自分はきっちり100点を取っていた清水ミチコ似の竹本さんも全然悪くない。
古くから謙虚さは我々日本人にとっては美徳の一つだし、正直おれもひとんちで飯を食う時は三杯目にはそっと出すしアジの味醂干しだって足りなかったら二匹目以降は冷蔵庫からこっそり取り出してくる。
にもかかわらずだ!
世の中にはその美徳に奇怪な解釈をする輩がいる!
たいして食わないくせに「アタシは凄く食べるんだ!」とのたまうトンチキな女がいる!
この場合の謙虚さとは恐らく「アタシ女の子なのに大食いなんだ~」と言う「女たるもの小食であるべきなのにアタシたくさんたべるんだ~ どや可愛いやろ」という謙虚さに対する逆アプローチであり、その一事だけ見れば一つのニューウェーブとして一考の余地もあったものの、そんなことが上手くいくわけはない。
だってそうだろう?
出来る事を出来ないと控える事が「謙虚」であって、出来ない事を出来ると言うなんてそんなの、そんなの単なる「詰めの甘い嘘だ。」
つい先日その女を含む数人で食事をしてきた。
「もーお腹ペコペコ~ たくさん食べるぞ~(どや、謙虚かつ元気っこ。たまらんやろ、ごっつムラムラするやろお前ら!)」
「えーとね・・・ 何にしようかな。じゃあミックスフライ定食とカクテルサラダとコーヒーフロート!(もうガッチガッチやろ! 我慢汁でとんのやないかい!! それどないすんねん、なぁ!)」
よせ。
「さ~ 食べるぞ~(ようみとけや、おどれの○○○もこげえやって○○たるから○○○洗ってまっとけや!)」
やめろ。
だが俺の声は届くわけもなく彼女の胃袋は早々に音をあげた。
「も~ ムリ! なんかあんまりたべれなかったぁ!赤星君食べる?(どや、お前にも食いカスくらい恵んだるわ。ありがたくもろとけや。)」
し、し、しびれる~
「よし、みんな箸を置け。 いろいろ言いたい事はあるが・・・
なんでオドレの残飯わしが処理せなあかんのじゃい! て言うか定食も食べきらん人間がサイドメニューに箸つけてんじゃねえよ!
何ていうか・・・ 食べきれもせんものを注文するなーーーーーーーーーーー!!!!!」・・・とは言えず。
「あ、じゃあ俺貰おうかな。」
ガツンと言える男になりたい。呟いた言葉の責任をコーヒーフロートと共に流し込んで心からそう思った27の夜。
俺がこの世で一番許せないのはコーヒーフロートに浮かぶ節操のないアイスクリームとそれを残す奴だ。
あ~ 心当たりのある奴も多いはずだ。自分の技量、スペックを過小評価して周りに伝えるって事は。
悪くない、全然悪くない。 いいとも思
わないが全然悪くない。
高校の時「赤星君すご~い!87点なんだ~」と言っていたが後でテスト用紙を盗み見ると自分はきっちり100点を取っていた清水ミチコ似の竹本さんも全然悪くない。
古くから謙虚さは我々日本人にとっては美徳の一つだし、正直おれもひとんちで飯を食う時は三杯目にはそっと出すしアジの味醂干しだって足りなかったら二匹目以降は冷蔵庫からこっそり取り出してくる。
にもかかわらずだ!
世の中にはその美徳に奇怪な解釈をする輩がいる!
たいして食わないくせに「アタシは凄く食べるんだ!」とのたまうトンチキな女がいる!
この場合の謙虚さとは恐らく「アタシ女の子なのに大食いなんだ~」と言う「女たるもの小食であるべきなのにアタシたくさんたべるんだ~ どや可愛いやろ」という謙虚さに対する逆アプローチであり、その一事だけ見れば一つのニューウェーブとして一考の余地もあったものの、そんなことが上手くいくわけはない。
だってそうだろう?
出来る事を出来ないと控える事が「謙虚」であって、出来ない事を出来ると言うなんてそんなの、そんなの単なる「詰めの甘い嘘だ。」
つい先日その女を含む数人で食事をしてきた。
「もーお腹ペコペコ~ たくさん食べるぞ~(どや、謙虚かつ元気っこ。たまらんやろ、ごっつムラムラするやろお前ら!)」
「えーとね・・・ 何にしようかな。じゃあミックスフライ定食とカクテルサラダとコーヒーフロート!(もうガッチガッチやろ! 我慢汁でとんのやないかい!! それどないすんねん、なぁ!)」
よせ。
「さ~ 食べるぞ~(ようみとけや、おどれの○○○もこげえやって○○たるから○○○洗ってまっとけや!)」
やめろ。
だが俺の声は届くわけもなく彼女の胃袋は早々に音をあげた。
「も~ ムリ! なんかあんまりたべれなかったぁ!赤星君食べる?(どや、お前にも食いカスくらい恵んだるわ。ありがたくもろとけや。)」
し、し、しびれる~
「よし、みんな箸を置け。 いろいろ言いたい事はあるが・・・
なんでオドレの残飯わしが処理せなあかんのじゃい! て言うか定食も食べきらん人間がサイドメニューに箸つけてんじゃねえよ!
何ていうか・・・ 食べきれもせんものを注文するなーーーーーーーーーーー!!!!!」・・・とは言えず。
「あ、じゃあ俺貰おうかな。」
ガツンと言える男になりたい。呟いた言葉の責任をコーヒーフロートと共に流し込んで心からそう思った27の夜。
どうも今晩は。アニマル柄のタイトスーツに身を包んだ換気扇と冷蔵庫が踊る夜に奪われた胸の高鳴りは、いつかを夢見て今夜もシガレットケースの内側でくすぶり続ける。色仕掛けで動くロジックが大好きなピンクの折りたたみ傘とイワシのつみれ汁を携えて傷口に塗りこむロマンを探す好奇心旺盛な21世紀の大友宗麟こと、MACH5ベース担当アカホシです。
新宿駅西口には定期的にアルゼンチンだかチリだかボリビアだかそこら辺の血筋のおじさんたちがケーナを吹きにやって来る。
コンドルの飛ばない空でもその音色は雑踏の中で高らかに響きわたり僕の胸にも荒涼とした一陣の風を吹かせてくれる。
そして今日もまた彼らは西口にいていつものように演奏していた。
だがいつもと違うところが一つあった。
それは
ひぃ、ふぅ、みぃ・・・ やっぱり。
とゆうか数えるまでもなく一人多い。
初めて見る40代位のそのおじさんは、うすら笑いを浮かべケミカルウォッシュのジーンズにシャツインでリュックサックを背負い辺りをきょろきょろうかがいながら何かを咥えていた。
おじさんはリコーダーを咥えていた。
40のおっさんがリコーダー(しかもソプラノ)を吹く姿なんて滅多に見られないから足を止めて近づくと、
!!
おっさんめちゃめちゃ上手ぇ!
離れて聞いてるとケーナに音量まけして聞こえないけど、近くで聞くとちゃんとセッションしてる・・・!!
だけど、
だけどおっさんとペルー人だかエクアドル人の間には大きな隔たりがあった。
おっさんは勝手に近づいて勝手にセッションしていたのだ。
おっさん! そこまでいったんなら話しかけろよ!!
ベネズエラだかコロンビアだか日本だかしらねぇが何を恐れる必要がある!?
あと一歩近づけば話さざるをえない空気になるとゆうのに・・・!!
違う!そっちじゃない!
その場で足踏みなんてしなくていい!
「一回まわってはい、ピー」・・・とかやんなくていいから!!
そんな風にやきもきしながら見ていたが、しばらくするとおじさんは笛をリュックにしまい二三度辺りを窺った後うすら笑いを浮かべたままどこかへと消えていった。
あとにはケーナの寂しい音色だけが残った。
・・・今日もカップ麺かな。
新宿駅西口には定期的にアルゼンチンだかチリだかボリビアだかそこら辺の血筋のおじさんたちがケーナを吹きにやって来る。
コンドルの飛ばない空でもその音色は雑踏の中で高らかに響きわたり僕の胸にも荒涼とした一陣の風を吹かせてくれる。
そして今日もまた彼らは西口にいていつものように演奏していた。
だがいつもと違うところが一つあった。
それは
ひぃ、ふぅ、みぃ・・・ やっぱり。
とゆうか数えるまでもなく一人多い。
初めて見る40代位のそのおじさんは、うすら笑いを浮かべケミカルウォッシュのジーンズにシャツインでリュックサックを背負い辺りをきょろきょろうかがいながら何かを咥えていた。
おじさんはリコーダーを咥えていた。
40のおっさんがリコーダー(しかもソプラノ)を吹く姿なんて滅多に見られないから足を止めて近づくと、
!!
おっさんめちゃめちゃ上手ぇ!
離れて聞いてるとケーナに音量まけして聞こえないけど、近くで聞くとちゃんとセッションしてる・・・!!
だけど、
だけどおっさんとペルー人だかエクアドル人の間には大きな隔たりがあった。
おっさんは勝手に近づいて勝手にセッションしていたのだ。
おっさん! そこまでいったんなら話しかけろよ!!
ベネズエラだかコロンビアだか日本だかしらねぇが何を恐れる必要がある!?
あと一歩近づけば話さざるをえない空気になるとゆうのに・・・!!
違う!そっちじゃない!
その場で足踏みなんてしなくていい!
「一回まわってはい、ピー」・・・とかやんなくていいから!!
そんな風にやきもきしながら見ていたが、しばらくするとおじさんは笛をリュックにしまい二三度辺りを窺った後うすら笑いを浮かべたままどこかへと消えていった。
あとにはケーナの寂しい音色だけが残った。
・・・今日もカップ麺かな。
どうも今晩は。うつろいゆく街並みに重なり沈みゆく太陽の語らいも、ラビリンスが聞こえてくれば終わりはもうすぐ。MACH5ベース担当アカホシです。
幾日かありまして夏が始まり。
幾日かありまして夏が終わります。
夏が終わったから切ないのか、それとも秋が始まったから切ないのか。
巻雲が空を走る今、私の胸には物悲しい切なさが去来しています。
夏のはじめに「コレは使うだろ~♪」 と購入した度入りのゴーグル(SPEED製)は悪天候やその他諸々の諸事情うんたらかんたらにより使用する機会を完全に失しており、埃にまみれた床の間の飾りなっていた。
そんなある日、ふとしたひょうしに目が合ったゴーグルが呟いた。
「夏、終わっちまったな。」と。
いや、実際には呟くワケはないし目もついていやしないのだが、俺には確かに聞こえたし見えた。
「そんな事ねえよ!!」
俺はゴーグルを引っつかんで浴槽に走り蛇口を全開にした。
ほんのちょっとお湯も混ぜて水嵩も悪くない感じだ。
そうだ、子供の頃はこうやって風呂場で水遊びしてたじゃないか!
「行くぜ相棒!」今日初めて言葉を交わした相棒は、口こそついていないが、それこそ目で熱く語りかけてきた。
「任せときな。」
「ひゃっほう!!!」
ワンルームの狭い室内に俺の嬌声が響き渡り、勢いよく風呂に飛び込む。
「いや~ 気持ちいいな~!!」
思い切って声に出してみる。 が、しかし
・・・
アレ?
ア、アレ??
お、思ったより・・・
とゆうかぜんっぜん楽しくない・・・!!
なぜだ・・・!?
「どうゆう事だよ相棒!!?」
「・・・」
だがしかしそこにはなんの変哲もないSPEED製のゴーグルがあるだけだった。
台風来るとやっぱりテンションあがっちゃいますね。
幾日かありまして夏が始まり。
幾日かありまして夏が終わります。
夏が終わったから切ないのか、それとも秋が始まったから切ないのか。
巻雲が空を走る今、私の胸には物悲しい切なさが去来しています。
夏のはじめに「コレは使うだろ~♪」 と購入した度入りのゴーグル(SPEED製)は悪天候やその他諸々の諸事情うんたらかんたらにより使用する機会を完全に失しており、埃にまみれた床の間の飾りなっていた。
そんなある日、ふとしたひょうしに目が合ったゴーグルが呟いた。
「夏、終わっちまったな。」と。
いや、実際には呟くワケはないし目もついていやしないのだが、俺には確かに聞こえたし見えた。
「そんな事ねえよ!!」
俺はゴーグルを引っつかんで浴槽に走り蛇口を全開にした。
ほんのちょっとお湯も混ぜて水嵩も悪くない感じだ。
そうだ、子供の頃はこうやって風呂場で水遊びしてたじゃないか!
「行くぜ相棒!」今日初めて言葉を交わした相棒は、口こそついていないが、それこそ目で熱く語りかけてきた。
「任せときな。」
「ひゃっほう!!!」
ワンルームの狭い室内に俺の嬌声が響き渡り、勢いよく風呂に飛び込む。
「いや~ 気持ちいいな~!!」
思い切って声に出してみる。 が、しかし
・・・
アレ?
ア、アレ??
お、思ったより・・・
とゆうかぜんっぜん楽しくない・・・!!
なぜだ・・・!?
「どうゆう事だよ相棒!!?」
「・・・」
だがしかしそこにはなんの変哲もないSPEED製のゴーグルがあるだけだった。
台風来るとやっぱりテンションあがっちゃいますね。
どうも今晩は。虚を衝き実を得る大岡裁きに向けた背に生える「悪党」の二文字。一問一答5×8=40、いつになく饒舌なトーキングヘッズこと西東京のドン・ジョンソン、MACH5ベース担当アカホシです。
責任と義務感、切っても切れぬこの二つが我々を苛み、ついには破綻させることもある。
今月、コピーバンドをやるにあたってすでに二週間を切っている、にも関わらずあまり手をつけていない。
「やらなくてもいい事」は難癖つけてやろうとするのに「やらなければならない事」は後回しにする。 誰にでも思い当たる節はあるだろう。
「このままではいかん」さすがに一念発起しセットリストを書き出し演奏している映像を見て研究せねばと思いPCを立ち上げ動画を探す。
探し始めて10分、いや5分。 気づくとモニターには「プレイステイショーン用ソフト ときめきの放課後 ED」の動画が映し出されていた。
こ、これは! 当時買う事の出来なかった「ときめきメモリアル」のクイズゲームの各エンディングがUPされてるではないか!!
頭の奥がしびれてまるで気圧が下がったかのように肺が膨らみ胸
が高鳴る。
傍らで唸り声をあげる扇風機を止めマウスをクリックする。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
柱の角をげんこつで叩く事三回、ぐるぐるにねじった手ぬぐいに噛みつくこと10数回、布団の上でドッタンバッタンにやにやと身悶えすること約70分。
16ビットの、たかだか二分ちょっとの、今と比べると粗いドット絵のEDがなぜここまで俺の胸をかきむしるのだ。
「だって・・・」 そう、そこでBGMとめて・・・!
「だって好きなんだもん!」
く~~~~~~~~~~!! いい仕事するーコナミエンタープライズ・・・!
ED2パターンずつあって髪型違うなんて・・・
チョコレートそんな渡し方するなんて・・・
バレンタインの思い出なんか女子に「アカホシくんにやる人は誰もおらんとばい! ね~~~」とか言われて半泣きでヨモギ食べて帰ったおもいでしかね~っつうの!
などと後半に至ってはとうとう自分の思い出を画面に向かってしゃべりだしてしまった。
いや~ 名作は色あせないって本当だね。
・・・で、なにやるんだったっけ?
責任と義務感、切っても切れぬこの二つが我々を苛み、ついには破綻させることもある。
今月、コピーバンドをやるにあたってすでに二週間を切っている、にも関わらずあまり手をつけていない。
「やらなくてもいい事」は難癖つけてやろうとするのに「やらなければならない事」は後回しにする。 誰にでも思い当たる節はあるだろう。
「このままではいかん」さすがに一念発起しセットリストを書き出し演奏している映像を見て研究せねばと思いPCを立ち上げ動画を探す。
探し始めて10分、いや5分。 気づくとモニターには「プレイステイショーン用ソフト ときめきの放課後 ED」の動画が映し出されていた。
こ、これは! 当時買う事の出来なかった「ときめきメモリアル」のクイズゲームの各エンディングがUPされてるではないか!!
頭の奥がしびれてまるで気圧が下がったかのように肺が膨らみ胸
が高鳴る。
傍らで唸り声をあげる扇風機を止めマウスをクリックする。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
柱の角をげんこつで叩く事三回、ぐるぐるにねじった手ぬぐいに噛みつくこと10数回、布団の上でドッタンバッタンにやにやと身悶えすること約70分。
16ビットの、たかだか二分ちょっとの、今と比べると粗いドット絵のEDがなぜここまで俺の胸をかきむしるのだ。
「だって・・・」 そう、そこでBGMとめて・・・!
「だって好きなんだもん!」
く~~~~~~~~~~!! いい仕事するーコナミエンタープライズ・・・!
ED2パターンずつあって髪型違うなんて・・・
チョコレートそんな渡し方するなんて・・・
バレンタインの思い出なんか女子に「アカホシくんにやる人は誰もおらんとばい! ね~~~」とか言われて半泣きでヨモギ食べて帰ったおもいでしかね~っつうの!
などと後半に至ってはとうとう自分の思い出を画面に向かってしゃべりだしてしまった。
いや~ 名作は色あせないって本当だね。
・・・で、なにやるんだったっけ?